アドベンチャースクリーンっぽいモノを自作してみる その3

スクリーン関係

アクリル板で平面スクリーンを作ってみましたが、透明度や傷が入りにくい代わりに
割れるとちょっと危ない感じに鋭利な事になるので(それで怪我するのは多分自分自身だし・・・)
素材を変えて作り直してみる事にしました。
次の素材はエコロジープラスチック(PET樹脂)です。

名前の通りにペットボトルの素材、環境にも優しいらしい
しかしこのPET樹脂アクリルに比べると硬度に劣り傷が入りやすく、熱にも弱く、透明度も負けて
もう良い事無しかのように見えますが!!
これの良いところは「割れにくい」事、力を入れて無理やり割ろうとガンバルと「折れます」が砕けません
強度も2mm厚で20cm幅を2つに折ろうとすると足で踏まないと折れないくらい丈夫です。
前面を覆うような大きいスクリーンでは無いですから透明度や傷も気にしないと判断しました。
PET樹脂は比較的低い温度で変形するとのことで今回は立体的なスクリーンに挑戦してみました。
できたものはこんな感じ


作り方
形を適当に切り出し淵をヤスリで整え

家で一番大きな鍋を傾けて準備し

沢山のお湯も準備

そのままだと入らないので

お湯に付けて曲げて傾けた鍋にセット

あとはお湯(多分90度くらい)を注ぎ込み柔らかくして自重と箸で押さえながら鍋の曲面を型にして成型しました。

3回くらいお湯を入れ替えて形を整えて引き上げるとこんな感じに

なんだか淵が微妙に反り返ってる、均等には曲がらないのね・・・

既製スクリーンの流体力学的なあの反りも再現してみたかったので鍋の淵を使ってお湯をかけつつがんばって曲げる

なかなか曲がらずお湯かけすぎて親指火傷しました・・・しかしがんばった甲斐あって反りが作れたかなと

多少の歪みはあるものと思ってましたが、反りの所になんだか波を打ったような歪みが・・・

手曲げの限界か・・・
あとは光をかざすと浮かびあがるような模様?のようなものや、均等に曲がってないかのような小さい歪みなど
手作業での限界を感じる仕上がり。
しかし最初に作ったにしてはうまくできたかな~と。
早速装着し試走へ


前回装着したものと同じ経路で確認した結果ですが。
・胸周りはあんまり平面バージョンと変わらない感じ
・頭に変な違和感を感じてヘルメットのシールドを開けて走行したら、顔面を風で嘗め回されてるような感じ
 目を上下左右からベシベシベシベシっと空気で殴られてるかのような・・・
 正直なところ目を開けてられない・・・上空はどうかとスタンディングしてみると全然大丈夫
 どうやらすごい乱流が顔部分に発生してる様子
短距離の試走でしたがもうこりごり・・・形だけ真似してもダメな事が判明しました・・・
可能な範囲で取り付け角度も変えてみましたがあんまり変わりません
何個も試作して試す気力は無かったし曲面のスクリーンはどうも形が好きになれないのがハッキリしましたので
平面スクリーンを再作成する事に決めました。
でも今なら立体的な市販スクリーンが高いのも頷ける気がします。
きっと空気の流れとか実験したり計算したりしてるのかなぁ・・・

スクリーン関係

Posted by カイトス