CITY-XにBR-C6000-Rハイパーローラーブレーキ装着
2021年度分のCITY-Xの標準リアブレーキはシマノのBR-IM31-Rですが
自分の体重が重いせいもあると思うのですがどうにも止まる力が物足りない
レバーの引き具合も未開封の500mlペットボトルを握るような感覚、握り始めの最初から固い感じ
ということでローラーブレーキをもちょっと強いヤツに~と調べて
ハイパーローラーブレーキなるものがある事を知り注文
で、BR-C6000-Rがようやく届きました
モノタロウで注文して届くまで半年くらいかかったでしょうか(品番はABRC6000RB2 ワッシャサイズ=BC3/8)
生産量が少ないのか欠品状態が常の製品らしいです
あとBR-C6000-Rの性能を十分に扱うにはレバー比が違うブレーキレバー「BL-C6010」に交換が必要です
(自分は以前すでに交換済み)
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BR-C6000-Rの写真
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BR-C6000-Rの付属品
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・ケーブル調整ボルトとアジャストナット
・インナー固定ボルトユニット
・ブレーキ取付ワッシャー
付属の注意事項の書
※取り付け方はシマノのHPにあるBR-C6000-Rのでディーラーマニュアルを参照する
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リアブレーキ交換に伴いブレーキケーブルも新しく長くするのでMTB用のブレーキケーブルセットを用意
ハンドルを変えてから少しケーブルの曲がりがキツイので
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作業開始
まずはリアブレーキケーブル交換から
ブレーキケーブルの下ごしらえ
ワイヤーにメンテルーブを吹きかけてしばし放置後軽く拭き取り
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リアのケーブル交換の手順としては
1、古いインナーケーブルを抜き取る
2、新しいインナーケーブルを自転車に装着したままのアウターケーブルに通す
3、古いアウターケーブルだけを抜き取る
4、新しいアウターケーブルを新しいインナーを伝わせてフレーム内に通す
という感じで進めました
ハンドル前部分やフレームにケーブルが入っていく部分などにあるケーブルクリップを外しておきます
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アウターケーブルの内部ががほつれた古いワイヤーを抜く時に傷が入らないようにということで
インナー固定ボルトを外して、古いワイヤーをここで切断し古いインナーをレバー側から抜き取り
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新しいインナーをゆっくりと古いアウターに通していきます
(まだインナーの長さ調整はしない、末端が綺麗なので)
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新しいインナーのタイコ部分をレバーに引っかけて固定してからアウターを後ろから抜き取り
特に引っ掛かることも無く抜き取れました
アウターケーブルの長さはおおよそ140cmくらい
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余裕を持たせるために10cmくらい伸ばしたいのでその分長めに新しいアウターをカットして長さを調整
今回はケーブルカッターで一発で綺麗に隙間に刃が入って綺麗に切れたのでヤスリでの慣らしだけで済みました
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古いアウターは両端にアウターキャップがあるので新しいほうも両端にケーブルセットに付属のキャップを装着
※あとで修正してますがBR-C6000-Rケーブル調整ボルトはキャップ付きだと入らないのでキャップはレバー側だけ1個装着が正解です
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長さ調整とキャップを付けたアウターケーブルを新しいインナーを通しながらフレーム内に入れていきます
フレーム内に入る前にケーブルを支える輪がフレーム下にあるので通すのを忘れずに
ペダルクランクの部分の所は曲がりがキツイので開口部から少し支えつつ押していきます
インナー側を強力に固定しているわけでは無いのでインナーが押されて出てきたりしますがそこは交互に前後から
合わせてケーブルをくぐらせる部分など取り回しを少し変更しました
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最終的に約12cm延長になりましたがこのくらいの余裕になります
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インナーケーブルの長さ調整は最後にするので邪魔にならないようにまとめてケーブル交換完了
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ローラーブレーキの交換です
リアタイヤを外す必要があるのでメンドクサイけど分解です
自転車を上からロープで吊るし色々外しまくり取り外し完了(結構時間がかかっている)
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BR-IM31-Rですがナットで固定されてますのでこのナットを外すと簡単に取れます
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BR-IM31-Rを裏からみるとこんな感じ
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ちょっと掃除してからBR-C6000-Rをギザギザがかみ合うようにして装着し付属のブレーキ取付ワッシャーで止める
ブレーキ取付ワッシャーはガッチリ固定する為のものでは無いようなのでスペーサー兼、作業中の脱落防止程度の役割の様子
ディーラーマニュアルによるとローラーブレーキを止めるパーツは
ナット =BR-IM31-R
ワッシャ=BR-C3000-R/C3010-R/C6000-R
らしいですが何か役割が違うのだろうか?
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ここからまた組み立てですが
タイヤを太い物にした影響で両立スタンドに軽く接触していてチェーンメンテする時とか気持ち悪いので少し削りました
錆とかもおとしつつ艶消し黒でスプレー塗装
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組み立て(傾き調整やら順番忘れなどですごく時間がかかった)
ブレーキアームとフレームをつないでいたステーは元々付いていたものを流用です
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ケーブル調整ボルトとインナー固定ボルトユニットの取り付け
以前のBR-IM31-Rとはインナーケーブルの取り付け方が違うので注意なところ
ディーラーマニュアルによると、ケーブル調整ボルトとインナー固定ボルトユニットは決まった距離(99mm)で先に固定しておくようになっています、長さを測る専用工具もあるらしい
まずはケーブル調整ボルトを通して~とやってみたところアウターキャップが付いてるとケーブル調整ボルトに入らない事が判明
古いアウターもそのままでは入らないのでキャップの太さの問題ではなく「キャップ無し」が正解のようです
(BR-IM31-Rのケーブル調整ボルトとは径が違いました)
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改めてレバーにタイコを装着しビシッと引っ張ってインナーの緩みを取った状態でケーブル調整ボルトを通し
ケーブル調整ボルトの出口からインナー固定ボルトユニットの淵までのインナーの長さが99mmになるように測って
インナー固定ボルトユニットを締め込み(締めすぎ注意、6~8Nm)
赤い印の位置も重要なようなので間違えが無いように
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インナー固定ボルトユニットを装着したらいよいよブレーキ本体に取り付けですが
スタンドが邪魔してすごくわかりずらい・・・
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試行錯誤の末にコツみたいなものは
・インナー固定ボルトユニットの赤い印をつないだ線上に車軸が来るようにはめ込む
→その時インナーは上下縦向きになっている状態
→インナーを縦向きにするにはアウターを引っ張り出して少し余裕を作っておく必要がある
→最後はローラーブレーキ本体にあるインナー用の溝に通すことを忘れない
といった感じ
ハメ込み時のを絵にするとこんな感じ、この向きにインナー固定ボルトユニットを傾けないとハマらない
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ハメ込んだらケーブル調整ボルトをブレーキアームにある穴にはめ込みスライドさせて固定しアジャスターを回してインナーの貼り具合を調整
ディーラーマニュアルには「なじみ」が必要とのことで最初に強めに張ってレバーを10回くらい引けとありますのでその通りにすると少し伸びたのでそこから再調整、ケーブルを新品に変えたからわかりやすく伸びたかな?
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最後にほどほどの長さでインナーの余りをカットしてインナーキャップをカシメして完成
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こんな感じ
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所感
・レバーの引きの最初のほうがすごく軽くなった、最初は軽く奥ではしっかり重い手ごたえ
最初から重たい以前のBR-IM31-Rと比べたらブレーキの加減のしやすさが段違い
・後輪ロックも以前のBR-IM31-Rに比べたら70%ほどの握力くらいかな?
それでもロックさせるつもりで強く引かないとロックできないけど以前と比べたら随分軽くなった
・制動力の性能表ではBR-IM31-R:BR-C6000-R=0.9:1.2だけど体感2倍くらい制動力が上がってる気がする
(ひょっとして以前のBR-IM31-Rは最初から調子がおかしかった可能性?)
・冷却フィンが大きいから目立つかと思っていたけど付けてみるとそうでもない
・後輪の空転抵抗がちょこっと増えたかな?このくらいだっけ?と少し違和感程度ですが
しばらく走って馴染むと少しは違うかも?
・両立スタンドの削りは思った通りの結果、スタンドを立てて空転させてもタイヤが擦らなくなった
おおむね成功、やってよかったカスタムになりそうです
自分がメタボで体重が重い事もあり効果はテキメンだったみたい
最初からこのリアブレーキの利き具合だったら「ローラーブレーキは弱い」とか話題に上がらないだろうにとは思えます
パーツの入手のしやすさに難点はありますがブレーキをどうにか強くしたい方には検討されるのも良いかと
注文の際には対応ブレーキレバーも忘れずに
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