セロー250のスターターモーターメンテ
このスターターモーターの所の汚れはオイル滲んでるのかな?
と思いつつも放置してきたこの汚れ
サービスマニュアルを見る限りこの接続部分はOリングがあるくらいでクランクケースにカポッっとハマってるだけの構造
多少のオイル滲みはあって当然のように思われる
でも最初からこんな感じだったかわからない・・・
ひょっとしてOリングが劣化し始めているのかも?
と、心配が止まらないのでOリングの交換とついでにスターターモータのメンテもしてみようかと
サービスマニュアルによるとスターターモータを外す手順は
①エキパイを外す
②スタータークラッチアイドルギア1を外す(スターターモーターが繋がってるとこのカバーの中のギア)
③クラッチケーブルホルダーを外す
④スターターモータのリード線を外す
⑤スターターモーター本体を外す
となっています
ひとまずエキパイを外す(サイレンサーも外したほうが作業はしやすいので一緒に外してます)
ひとまずモーターが見えるようになったが本当に外れるのかと心配になる位置
次にスタータークラッチアイドルギア1を外す為にカバーを外す
カバーがちょっとはめ込みが深くてネジを外しても勝手に落ちるわけではない
ちょっと回しながら全体的にカバーを引き抜くような感じにすると良い感じで外せます
自分は勢い良く蓋を外してしまってギアを落下させました・・・ちょっとオイルも残ってますので注意
ここのギアを外しておかないとモーターを外す時に遊びが無くて外れないし
戻す時にはモーターとのギアが合わなくて苦労するのでって事らしい
次にクラッチケーブルホルダーを外し、これは単に邪魔になるからと思われる
モーターを外す為の空間作り用にケーブル類などはタイラップなど外して緩めておく
次はリード線を外すらしいけどペタラチェとかでも上手くまわりそうに無かったので本体を外します
セルモーターの取り外しはエキパイ側の2つのボルトを外せばOK
でも右側は狭すぎ・・・眼鏡レンチで最初だけ緩めてからあとはオープンスパナで回します
このボルトが結構長くて緩めて上に上がっていくにつれて回せなくなっていく・・・
ひょっとしてタンクの所からアクセスできるのか?とタンクをずらしてみたけど無理っぽい
色々悩み試した結果ココの最終的な答えは「素手で頑張って回して外す」でした(手の大きい人は苦労しそう)
あとはセルモーターを外に出すのですがこれもまたパズルのような・・・
角度を変えつつ邪魔なケーブルだとか色々押しのけつつ縦列駐車の切り返しの如く少しずつ
ここまできたらリード線の+ネジを外し
ようやく外れた
見た感じOリングも目立った損傷は無い
さっそくモーター内部の掃除ということで分解してみる
粉汚れが多少あるけどドロドロというわけでも錆だらけという事もない
いちおうこのコミュンテーターの幅が21mm以下なら交換らしいけどクリア
最後にコミュンテーター部分を600番の紙ヤスリで擦ってすこし清掃
あと粉汚れをふき取ってメンテ終了(あんまり余計な事するのが怖かった・・・)
本当はブラシも交換する予定だったけどなんだか新旧比較してもほぼ大差ない感じだったし
取り付け部分の構成が違う?ようで古いほうを破壊しないと取れそうになかったので
ブラシはそのままでスプリングのみ交換しました
筒の部分のOリングは新品交換
ブラシのはめ込みに苦労しつつ磁石の影響に悩まされつつ組み立てていたのですがココで事故
ボルトのガイド用?の樹脂パーツをへし折る・・・・
構造上問題なさそうだ・・・と判断しそのまま継続(組み立て時に磁石の影響をボルトが受けるのでその為のガイドかと)
各パーツの線がピッタリ合うように組みます
ボルトの指定トルクは無かったのでほどほどに締めつけ
結合部分のOリングも新品交換(ブレーキ用の高粘度シリコングリスを薄く塗りました)
あとはユックリと逆の手順で再装着
最後のギア部分はモーター側とバイク本体側のギアの噛み合いを気にしつつこれもユックリと合体
蓋のOリングも新品交換
最後にエキパイだとか戻し終わってのテストでは無事動きました
前より少しスタートが元気なような・・・気のせいだろうか・・・
あとは少し長く走ってみてオイルがボタボタと漏れたりしなければひとまずは戻し成功かなと
同じように多少の滲みが出るようであればそういうものなのかなぁ・・・
エキパイさえ外せば簡単な作業かと思っていたのですが、なかなかのメンドクサイ作業でした。
モーター内部のブラシの損耗もほぼ無い状態でしたし特段の問題が無ければイジル必要の無い部分かと
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