セロー250のリア周りのグリスアップ(2回目)
この前やったばかりのリンク周りのグリスアップですが
アクスルに塗っちゃったシリコングリス
これ調べてみると金属同士の潤滑に向かないらしいとのこと
前の記事では写真も少なかったし、ワコーズのグリスも届いたのでやり直してみました。
今後の為にも手順をばメモ
※間違ってたらご指摘ください_(._.)_
1:リフトせずにアクスルシャフトを緩め(力いれる作業なので安定の為)
今回は秘密兵器「鉄パイプ」使用、なかなか楽チンです
そのあとリフトアップ
チェーンカバーも取り外し
2:アクスルシャフト取り外し
ロープでタイヤを吊ったり、下に木の板なんか置いたりしてシャフト抜いたときにガターン!と落ちるのを防止
アクスルシャフトはタイヤをしっかり支えてればスネルカムごと引っ張るとスーと抜けます
前につけたシリコングリスがベッチャっと付いてますな・・
3:チェーン外し
これはアクスル抜く前が良かったかも・・・
少し浮かしてずらしてタイヤを回すと簡単に取れます
4:タイヤ外し
もうユックリずらしていくだけ
カラーがポロッと落ち安い
ブレーキも取れるので外して横においておきます
他のリフトの場合は紐かなにかでぶら下げたほうがいいのかな?
そのあと泥よけを外し
ブレーキホースとスイングアームを固定しているボルトも取っちゃいます
5:コネクティングアームの取り外し
外したらスイングアームが落ちてくるので最初にロープか何かでアームを吊っておきます
とも回りしないように2本のレンチ使いつつ、上の方から取り外しです
だらしなく下がるコネクティングアーム
下のほうも取り外し
6:サスからの分離
これでスイングアームが取り外せます
7:スイングアーム取り外し
本当はここもリフトする前に緩めてたほうがよかったかもしれない
変な体勢になるし結構硬いです
これも落っこちないようにロープで吊っておいて
ボルトを取ったらシャフトに近いほうを手で支えつつゆっくりピボットシャフト抜いて、
スイングアームを分離
8:スッキリとしてきたとこでリレーアームを取り外し
これもレンチ2本で
サスを車体から外すのは今回もして無いです
9:外した部品達を洗浄
リレーアームについているオイルシールは取っちゃってこれも丸洗い
ヘラのようなやつでゆっくりと外します、マイナスドライバーでも取れますが傷が付くと嫌なので買ってきました
スイングアームの下の方についてるとこのオイルシールも同様に丸洗い
アームのダストカバーも取り外し丸洗い
丸洗い=パーツクリーナーをブシュー! です(´・ω・`)
なかなか頑固で1本半使いました・・・
車体側もグリスを拭いておきます
各パーツはしばし乾かしておきます
10:グリスの準備
今回用意したのはワコーズのハイマルチグリース(ちょう度1)
通称「梅ジャム」
ウレア系のグリースで高加重部位、ベアリングにも使用可能、使用温度範囲は-30~200度
400gで2100円くらいですが、結構な容量・・・
グラムあたりの単価だとバイク屋に並んでたグリスと同じくらいでは?
存外高級ってわけでもなさそうです
なぜ「ちょう度1」かというと・・・間違えてポチッたからです(´;ω;`)
本当はちょう度2のを買うつもりでいたけど、あとで注文票を見てみると1でした。
販売のページにもそう書いてありましたので単純に自分のミスです。
でも粘度的には十分行けるんじゃ? ということでしばらくはコレ使います
高加重部位にも使えることからリンクもなにもかもコレ1本に統一してしまいました
11:グリスアップ
もうコレでもか!というほどベチャベチャに・・・
随分ウエスにふき取られていったような気がしますけど最終的に三分の一くらい使ったでしょうか
まだまだ余ってます
リンクの中とかは割り箸で押し込み
スペーサーにもシャフトにもボルトにもダストカバーにもスイングアーム側もタイヤ側も忘れずに塗り塗り
このあたりの作業でゴミ、砂、などが手にも部品にも付きやすくなってくるので
キレイなダンボールとかを作業範囲内に敷いたほうがいいかもしれない
12:リンク取り付け
リレーアームから順番に取り付け
車体とリレーアームの締め付けトルクは[50Nm]
13:スイングアーム取り付け
なかなか保持しにくい部分で変な体勢になりつつもシャフトをセット
ピボットシャフトの締め付けトルクは[80Nm]
14:サスとリレーアーム合体
サスとリレーアームは締め付けトルク[40Nm]
15:コネクティングアーム取り付け
片方を締めてしまうとアーム位置が固定されてしまうので少しズレがあると
もう一方がはまらなくなってしまう場合があるので
コネクティングアームはリレーアーム側、スイングアーム側を両方軽く締めておいてから本締めが良いです
締め付けトルクは両方[59Nm]
16:泥よけとブレーキホースを固定
そのまんま固定、トルクはきにしません・・・
17:タイヤ合体
チェーンの出し位置、カラーが落ちないように微調整しつつ、そしてカラーを何度も落下させつつ
ようやくアクスルシャフトが入りました
あとはスネルカムの位置を合わせて、チェーンにウエスを巻き込んでビシッと張った状態で
アクスルシャフト締め込みトルク[85Nm]
あとはチェーンガードをつけて完成
2回目ともあってだいぶ慣れた感じではありますがまだまだ時間もかかってます、
暑いこと、写真を撮ってたことなど差し引いても3時間半はかかってる(実質やり始めて5時間後完了)
頻繁にやることでは無いですが2時間くらいでなんとか終わるようなりたいなぁ・・
次こそ前のほうのグリスアップやろう・・もうちょっと涼しくなってからですが
おまけ
手作りグッズ、グリス入れをホームセンターの廃材コーナーにあった材料で作成、
これで他のケミカル達と一緒に収納できます
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