セロー250のリア周りのグリスアップ

メンテ(重点)

うちのセローはもうすぐ走行距離が5000kmということで
バイク屋タンデムさんのページ見て以来「自分のセローは大丈夫なのか?同じなのか?」
とずっと気になってたりしてたもので、リア周りのグリスアップに挑戦してみました。

サービスマニュアルとセロー本、トルクレンチと色々準備しましていざ解体
まずスネルカムの位置を記録

随分硬かったけどなんとかリアタイヤを取り外し

アクスルシャフトとリアのオイルシール周りをチェック


とりあえずシャフトに錆びは無い、グリスもついてはいましたがたっぷりって感じではなかった。
うすーく塗り伸ばしたってイメージが合うだろうか
次にリンク部分の取り外し

少し車体にもぐっての作業だったので硬い狭いでゴツゴツ頭ぶつけつつ・・

リンクのスペーサーはどれも錆び無し、キレイなものです
グリスの量的には見たとおり、これで適正なのかもしれない?

1番幅がある部分の奥にポチポチと見えるのはグリスでした
メーカーは器用な付け方するのですね・・専用の工具でもあるかな
真ん中付近は少し広くなっててグリス溜りになってるようで
もう少しグリス入れてくれててもよさそうなものですが・・
今日はもうスイングアームまでいってしまおうってことで
ブレーキを横においておいて

ピボットシャフトがこれまた硬い・・・
なんとか取り外し後

ピボットシャフトもスペーサーも錆び無し、ちょっと茶色いのはグリスなのかな、拭いたら落ちました

ダストカバーを外して古いグリスをふき取って
新しいグリスを山盛りで塗りこみ押し込み

リンクにもグリス塗りたくり、各シャフトにも塗りたくり

せっせと組み付け
20100829-_0014137.jpg
最後のアクスルシャフト締めでスネルカムが供回りしてしまう現象になやみましたが
調べるとウエスをギアに挟み込んでやると良いって記事が見つかったので真似して無事完了

作業時間5時間、腰にきました・・・
時間はかかりましたがトルクも合ってるはず、部品のおき忘れ無し
初めてにしてはまぁまぁでしょうか
この作業は今まで自分でやるのを避けてましたが、
実際やってみるとボルトの取り外しや締め込みが思ってたより硬いこと以外割と簡単でした。
不安だった初期グリスの不足については分解してみたら特に錆などはなかったし、
まったく付いていないという部位もなかったので
自分の乗り方程度ではそのままでも十分だったのかもしれないですね
何か変わったか?とまたがってユッサユッサしてみるものの変化を感じません┐(´∀`)┌
グリスがなくてギーギー言ってたわけでもないですから当然かなぁ
防錆効果は今後時を経たら違いがでるかな?
あと使用するグリスでちと悩みましたが結果的に
・スイングアームピボット、リンクはグラファイトグリス(エーゼット)
・アクスルシャフトはシリコングリス
を使用しました
グラファイトグリスはモリブデングリスと似たようなものだろうってことで使いました
隣に並んでたモリブデングリスより水に強いと書いてあったもので試してみようかと
アクスルシャフトは防錆効果のみ期待ってことでシリコンをば
本当はワコーズの高級グリスを盛ってあげたかったですけど近所には売ってなくて
こんどやるときは買っておこう
今度は前のグリスアップに挑戦かな
メンテについてメモ
 ・取り外し順
  1:タイヤ分離(同時にブレーキキャリパーブランケットも外れる)
  2:泥よけ、ブレーキホース固定ボルト取り外し
  3:スイングアームとリンクを分離(コネクティングアーム上)
  4:リンクとコネクティングアーム分離(コネクティングアーム下)
  5:リンクとサスを分離
  6:リンクと車体を分離
  7:スイングアーム分離
 ・アクスルシャフトを抜くとき、ピボットシャフトを抜くときに片方だけゴトンと落ちて
  シャフトに傷などが入り安いので、タイヤと車体後部とスイングアームと車体後部を輪にして
  浮かし支えたりするためにロープかベルトがあると良いかも
  タイヤは下に足の甲を入れてみて支えたり、スイングアームは片側だけハンガーを伸ばして引っ掛けてた
  けどバランスを崩しました(゜ー゜;)
 ・モリブデングリスは低回転もしくは360度以下の回転部位に使用するものらしい
  ベアリング部分に使用すると研磨剤のような効果でよろしくない(開放型ベアリングの場合?)
  「水に弱い、すぐ流れる」と説明がある記事もあるけど製品によっては強いものもあり?
  必要と世間では言われてはいるけど結論としてあんまり使いどころが無い?
 ・グリスはリチウムベースとかウレアベースとかシリコンとかモリブデンとか特徴があって悩ましいけど、
  極圧OKなリチウムグリスなど弱点を克服してる製品もあってさらに悩ましい、どれが1番良いのだろう
 ・アクスルシャフトは回転しないのでここはモリブデンは使用しない
  サービスマニュアルにも普通?のグリス指定
  でもベアリングって熱くなるのかな・・熱に強いほうがいいのかもしれない
  ってことでシリコン使ったけどいいのだろか・・・
 ・手持ちの工具だと硬かった、長さが足りない
  今度鉄パイプみたいなモノでテコの原理を増幅してみようと思う

メンテ(重点)

Posted by カイトス