ワイヤーグリスと注油方法を変えてみた
セローが納車されて以来クラッチワイヤーの注油に使っていたのはヤマルーブのワイヤーグリースでした。
だって「オフ車に最適」と書いてあるんですもの(´・ω・`)
しかしコレはインジェクターを使っても隙間からジュルジュル漏れてしまいます。
今まで引っかかるモノを感じつつも「バイクってコレが普通なのかなぁ」と深く考えず続けてました。
たぶん毎回3分の1くらいは漏れてたと思う。
今回不意に「やっぱりあの漏れ具合は変だよね・・・」と無性に気になってきまして
ちょっと調べてワイヤー用のオイルを変えてみることにしました。
ワコーズのメンテルーブってやつです、「ワイヤーロープ」も対象っぽいから大丈夫かなと
左がヤマルーブのワイヤーグリース
右がワコーズのメンテルーブ
ヤマルーブのほうは粘度がちょっと高い&ムース状になります。
おそらくオイルが垂れにくいし持ちが良くなる事を目指しての事かと思いますが
でもこの粘度がインジェクターからの漏れの原因ではないか?と考えて今回は
サラサラな感じのオイルにしてみました。
触った感じ「とんかつソース」と「ウスターソース」の違いくらいだろうか
新しい油を注す前に前回分のグリスを抜いておこうかと
エアダスターでブシューっと、ブシューーっと、ブシューーーっと
「・・・・」
ぜんぜん抜けません・・・
中で固まってるのかもしくはワイヤーとホースのクリアランスがかなり狭いのか・・・
これである程度の古いグリス抜く予定だったのに・・・
良い方法だと思ったのですが、なかなかうまく行かないものです・・・
前もって抜くのは諦めて上からオイルを注す方向へ変更
ノズルが細い=インジェクターが使えない ので直接ホースに刺してブシュッと
でも・・・すぐ逆流してくる
どうやらすこし奥のほうでホースが細くなってるみたい
カシメのところからかな?ノズルが更に奥に入らないか試してみたけど入らない、
無理にやってワイヤーに傷いれるのもイヤなので早々に諦めて、細かく繰り返す事に
ちょっとブシュッと入れてワイヤーをシュコシュコして押し込みまたブシュッ、シュコシュコ
繰り返すこと10数回・・・全然下から出てこない、
確かにオイルは入っていってるはずなんだけど量が全然足りないっぽい
埒が明かないのでもっと効率良い方法が無いか調べてマネしてみたのがコレ
100円ショップのチャック付きビニール袋とタイラップ
ビニール袋に穴を開け、タイラップでホースに強く固定
そしてビニール袋にオイルを貯めて
時々ワイヤーを動かしたり放置を繰り返してみるとようやく下からでてきました。
灰色の汚れは以前のグリスです。
この方法なら以前のインジェクターでやってた時より無駄が無くていいかな~
タイラップのとこから微妙に漏れるけど以前と比べれば断然少ない
これからはこの方法で行くことにしました、インジェクターよサヨウナラ・・・
セローのワイヤー注油ってインジェクター使ってキレイにできる人いるのかな?
粘度低いオイルで且つノズルサイズがインジェクターと合っていたらうまくいったのかなぁ
あるいはインジェクターでうまく入れられないのは自分だけだろうか・・・
ケーブルホースが少し変形してる可能性もあるか・・・う~む・・・
注油完了後のクラッチレバー感触ですが
以前レバーの引き始めで少し「ぬちょ」っとした感覚があったような気がする、少しですけどね
今回は粘度が下がったせいかそれが無いような?(注油したばっかりだからそう感じるだけかも)
粘度下がったしグリス早く抜けてしまうのかな?しばらくは小まめに気にする必要がありそうです。
アクセルワイヤーのほうは元々サラサラの防錆潤滑オイルしか使ってない&ちょっと構造が違う?のか
ホースに差し込んでブシューっとやるだけで下からでてきました。
でも次からはビニール袋利用しようかと思います、クラッチ側ほどではないけどやっぱり逆流がありますので
アクセルの感触は特に変化わからず
すぐ終わるメンテの予定だったのに結局4時間もかかってしまった・・・でも次回は早くなりそう
追記:
「メンテルーブはノズル細くてインジェクター使えない」って書きましたが
555さんよりインジェクターを使う方法を教えてもらいました。
ケミカル類によく付いてる樹脂ノズルを追加!
そうすると普通にインジェクター使える太さに!
これでビニール袋も不要に!、バイク買って3年目にしてスッキリとインジェクターで注油できる日が・・・
次回のメンテで楽しみがひとつ(´・ω・`)
ちなみにケミカル類によくついてるこのストローのようなノズルも細さが色々あるようでして
今回はパーツクリーナーに付いてたノズルがジャストサイズ(他のは細くてはまらなかった)
普段はなにも気にしないノズルの径ですが、それぞれなにか理由があるんでしょうね~
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