セロー250のサイレンサーを交換してみる
サイレンサー交換ってカスタムとしてはすごく代表的なものであるとバイクに乗り始めるずっと前から
認識はありましたが値段と他の優先度からずっと後回しにしてきました。
でもとうとう買っちゃいました。
デルタのバレル4S(DELTA Barrel4S)です。
自分が周囲を気にするタイプなので静かなものをということで排気騒音の法規制値をクリアした
JMCA認定モデルを選びました。
他の候補として上がったのはラフ&ロードのRSV3でしたが形とウワサ話から選別。
「音」関しては正直なところ「どんなものが良い音なのか?」という状態でして判断基準が無いので
気にしませんでした。
ちょっと記事が長くなりますが紹介開始
付属品のクランプバンドとスプリングとフランジナット
サイレンサー本体の画像
重量が2kgほどなので片手でもてる程度の重さです。
断面は楕円形かと思ってたけど円形でした。
本体の上にはJMCA番号が刻印されているプレートが張り付いてます(ナンバーは画像加工で消してあります)
シールに「S」の文字が無いのは・・・ちょっとがっかり
出口付近にリストラクター(バッフル)が溶接してあります。
奥に見える3本のストローみたいなやつがそうみたいです。
バレル4のオプションになってる「リストリクターローノイズ」が多分溶接してあるんじゃないかな~と思います。
ミッドパイプ部
ミッドパイプの中に触媒?なのかな? 何か溶接されてます。
詳しくは不明ですが、他のマフラーもそういうモノなのかな?
あとは取扱説明書と試験成績書のコピーも同封されてました。
騒音試験の事のみ書いてあるみたい
どうやら実車に装着して試験している様子です。
早速取りつけします。
事前にジョイントガスケットを準備しときます。準備したのは純正の品です
まず純正マフラーの取り外し
止めてある2箇所とクランプを緩めておいてエキパイに負担が掛からないように支えながら慎重に外します
外してみると結構重いですね・・・
せっかくなので比較、本体自体は純正が一回り大きい感じ?カバーがついてる分余計に大きいですが
取りつけにかかります
ガスケットをミッドパイプに挿入
挿入するとこが少しゆがんでてスルッとは入りませんでしたが、どこで引っかかってるかを観察して
ガスケットの内側から指で押し広げつつ入れました。
ガスケットは柔らかいので無理しないように注意です。
クランプバンドを通してから
慎重に合体して、仮止めします、
固定ボルトは純正の使用し裏側から付属のフランジナットを使用して仮止めます。
このときはまだクランプバンドは締めません。
そしてサイレンサー本体を合体
仕様なのかどうなのか分かりませんが接合部が微妙にゆがんでいるようで
スルッとははまりませんでしたが、潤滑油を少し塗りつつ押し込み、仮止め。
次にスプリングの装着ですがスプリングフックを買い忘れました。
直接ペンチとかでスプリングを掴んで引っ張ると破断の原因になるのでタイラップの切れカスを流用し
輪にしてペンチで掴んで引っ掛けて張りました。
このときにスプリングの下の方がユルユルの状態になったのですが
上下を取り替えたらある程度しっくりする張りになりました。
微妙にスプリングの長さが違うのか?それとも位置がわるかったのか・・・
あとは各部を本締め(今回は適当にキュッと締めました)
クランプバンドは締めすぎないように注意です。ガスケットがドンドン潰れてどこまでも締まってしまいます)
ちなみにステッカーは剥がしちゃいました。
サイレンサーの張り出しなんかが随分変わったので比較してみます
小さくなったこともありだいぶ内側に引っ込みスマートになりました。
タイヤに近くなってるようですがフルボトムでも接触はしない位置のようです。
もうちょっと続きます
パンツを溶かすのもアレだろうということでヒートカバーも購入
ちょっと高かったけどカーボンの専用品を選択
耐熱ワッシャーが随分脆く締めすぎてボロボロになったので・・
純正のマフラーカバーに使われてる耐熱ワッシャーを流用しました。
ステンレス製かなにかで安いやつ出してて欲しかったところですが、さすがに専用品ということでしっくりきてます。
更にもうちょっと
バレル4はウインカーに排気が干渉する問題があります。
「溶けちゃった」との記事もちらほら・・・
実際にマフラーのリストラクターの排気口(3つある穴の下のほう)にドライバーをちょっと刺してみると
遮蔽するものもなくウインカーの底部に排気があたりそうです。
そういうわけでウインカーを排気があたらないとこに移設します。
ウインカーはゴムパーツでくっついてますので
ゴムにはまるL字のステーを準備して
片方の穴を8mmのボルトが通るようにリーマーで穴を広げてから
キャリアの後ろ側の取り付け部に共締めします。
そしてウインカーを装着
ステー側にはゴムが外れない為の爪も引っかかりも無いのでタイラップを通して塞き止めて外れないようにしてます。
十分排気を回避できそうな感じになりました
左側も同じようにしたいところですが、左側のトコには色々くっついてて邪魔になるのでそのままにしてます。
非対称の美学?ということで・・・(´・ω・`)
3つほど案を考えましたが、コードの延長無しに確実に排気に当たらず
キャリアへの影響を最小限にとなるとやっぱしこの位置かな~と
最終的な姿はこうなりました。
さて、気になるであろう音のほうですが、撮ってみました。
屋根付き車庫内なので反響もあると思うのですがとりあえず。
セロー250純正の排気音
セロー250バレル4sの排気音
バレル4sと比べると純正のほうはエンジン本体からのメカ音に負けそうなくらいの音です。
「静か」なはずと思ってたバレル4sなのですが最初は正直なところ「十分うるさいじゃん!」と感じました。
破裂音とでもいうのでしょうかちょっと強いかな~と
でも、慣らし運転中にマフラー変えてるビッグスクーターの後ろを走る事がありまして
そのビクスクの音の大きさに「あぁ・・このマフラーって静かなほうなんだ・・・」と納得(´・ω・`)
自分はこの音量以上になると乗ってて嫌になりそうです。慣れてないだけかもですが。
パワーアップのほうですが、これはいままでやってきたどのカスタムよりもはっきりわかりました。
(今までが微妙なカスタムしかしてないというのもありますが)
音による気分的なものを差し引いても明らかにパワーアップしてるようです。
「あれ??もう次のギアに上げないとダメ??」って感じで加速時のシフトアップ間隔が短くなってる事でも分かります。
体感的には10%増しくらいに感じました、あくまで体感ですけども。
おかげで幻の6速に入れる頻度が多くなってしまいまして・・・
これならスプロケを50丁にしなくても良かったかもしれません。
低速トルクとか微妙なところは判断が難しいですが、たぶん少しアップしてると思われます。
今回のカスタムはおおむね成功かなと思えました(´・ω・`)
これだけ変化がわかり安いなら多数の人がまずサイレンサーを変えるのも分かるような気がします。
あとエキパイにトルクヘッドパイプというのもあるのですよね・・・こっちも変えてみたいな~
追記
走行後にマフラーが冷めるのに随分時間がかかってるような気がします。
いままで純正にはヒートプロテクターが全面を覆っていたから気になってませんでしたが
冷まさずにバイクカバーをしちゃうと溶かしちゃうかもしれませんのでご注意を。
※セローの型の2018年の前後でと型番が違いますので購入の際にはご注意を
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