レバーを変えてローラーブレーキの効きを強くできるかお試し

カスタム(CITY-X)

CITY-Xの後輪のブレーキはローラーブレーキです。
型番はシマノのBR-IM31-R(冷却フィン付き)と思われます。

ブレーキは前輪後輪同時にブレーキを使うのが正しく用法で現状でも十分な制動力ではあるのですが、自分は体重は重いし自転車も重い部類だし後輪ブレーキはあと少し強く効いてくれてもよいのではと

調べるとローラーブレーキには「ハイパワー」版があるらしくそれに交換するのが分かりやすいようです
しかし売ってない・・・どうにか注文できたのはシマノのABRC6000RB2ハイパワーローラーブレーキというやつ
しかし納期が半年後・・・コロナで需要が上がって品薄なのか元々そういうものなのか・・・

で、このハイパワーなローラーブレーキの機能を十全に活かすにはレバー比の違うブレーキレバーが必要らしいのでそれも注文しそっちが先に届きました

レバー比が違う
 →ワイヤーをもっと引っ張れる
  →もっとローラーブレーキが効くようになる

と予測してブレーキ本体が届く前にブレーキレバーを先にお試しです

左(後輪)用に買ったシマノのブレーキレバー「BL-C6010」ハイパワー用

右ブレーキは同じレバー形状に合わせる為に買った「BL-C6000」(ノーマル)
前輪のVブレーキは十分効いていると思うのでレバー比が普通のタイプ

2つを比べるとワイヤーのタイコを付ける部分の距離の違いが分かります
これがレバー比の違いとなるっぽい

右ブレーキはVブレーキなのでタイコを引っかける場所を切り替えて準備

まず純正のレバーを取り外し
作りは単純でワイヤーをブレーキ本体側を外してワイヤー長の調整ネジの切り欠きを通せばワイヤーが外せます
写真ではブレーキ本体側を外さずに調整ネジだけ外してタイコを抜きましたが、取り付けるときに結局は本体側を緩めないと取り付けできなかったので最初からブレーキ本体側を緩めたほうが早いです
純正レバーには「TK W TS388 R」と刻印があります 
型番からTEKTROのRS388かな?と思いますがアマゾンとかでは見つからない、メーカー別注の専用品?


純正と比較
純正はハンドルクランプ付近で左右で形状の違いがあります、グリップシフターを考慮した形状のようです
BL-C6010とBL-C6000のワイヤー調整ネジと純正の調整ネジのネジ山の長さにも違いがあります
BL-C6010, BL-C6000 のほうが純正よりネジ山が長く調整の幅が大きいようです
指をかける部分は純正のほうが丸みがあってやさしい作り?

グリスやら油やらを差して取り付けしてブレーキのワイヤー張りを調整してこんな感じ
ブレーキ本体側のワイヤー固定を外して緩めないとタイコを装着できませんでした

レバーの形状の違いからでしょうか、取り付けてみるとレバーが遠くなり指をかけにくくなったのでレバーの初期位置の調整ネジでグリップに少し近づくように調整(結局限界まで締めてます)
思いっきり握ってもグリップに接触しないくらいでワイヤーの遊びを調整

レバー交換後のブレーキの効きですが

今までは後輪がロックすることなど無かったのですがロックできるくらいになりました
ただしワイヤーを引く量が増えただけなのでそれなりに強く握る必要があります
単純に 「今までの上限思いっきり握る力+あともう一息」でロック みたいな感じ

効きを強くするという意味では成功ですがレバー比の違いだけですので全体的に少しレバーが重くなったようです
レバーが重くなったといってもそこまでキツクなってるわけでもないのでこのまま様子見

理想とするものとはなにか違うような気がしますが・・・
「純正ローラーブレーキでもワイヤーをもっと引けば強く効く」という結果でした


ハイパワーブレーキに変えたらもちょっと軽い力で強く効くようになるのかなぁ
半年後くらいにモノが届いたら交換してみます

カスタム(CITY-X)

Posted by カイトス