セロー250のAIキャンセルをお試し

吸排気系

AIキャンセル、AIカットとも呼ばれてます
昔どこかで見かけたような言葉でしたが最近その内容をようやく理解しました。
AI=エアインダクションシステム
排ガス規制の対策で、排気を空気で薄めアフタファイヤを誘発させ、
エキパイ内で燃え残りを燃やすものらしい。
もともとは4輪のターボ車のシステムが元とのこと
バイクに限っては排ガス対策のみであるらしい。
これはこのシステムの要のAIバルブ
AIバルブ
以下は調べたAIキャンセルに関する効果
・マフラーを変えた場合にアフターファイヤーが頻発する場合は実施すると効果あるらしい(要キャブ調整)
・排気音が低くなる。
・低回転のトルクアップ
(AIからの空気が排気ポート内に入りポート内の負圧を減少させてしまうため燃焼室内へ空気の吸い込みが
 起こるのでガスが薄くなる事をなくすことができる・・・という意見)
・AIをキャンセルしてもパワーアップはしない、もしくは体感できるレベルではない(上と違う意見ですね・・・)
・エキパイの温度低下
・FI車はやると燃調が狂う場合あり(排気ポート以降にO2センサーなどある場合)
・環境には悪い
色々ありますねぇ・・・
お手軽で変化がありそうなのでちょっと試してみました。
うちのセロー250は2008年モデルのFI仕様
燃調が狂うのはもってのほかなのでサービスマニュアルで確認して
排気ポート以降にセンサーが無いことを確認後実施しました。
(よく見るとセロー250(FI)にO2センサーって無いのですね・・・エンジン温度、吸気温、吸気圧のセンサーはアリ)
※現行のKLX(FI)には吸気ポートにO2センサーがあるらしい、自分の目で確認したわけでないですけども・・WRにもないのだろうか?
施工方法は同一?エンジンのヤマハの4輪バギーの部品に純正の「フタ」があるらしいですけど今回はお試しということで
単純にアルミの薄板を挟み込んで蓋をしちゃう作戦です。(ガスケット的になってくれるようにアルミを選択)
まずシリンダーヘッドにつながってるAIパイプの六角ボルトを取ってガスケットを取り出し型紙を作成。

0.3mm厚のアルミ版をハサミでチョキチョキ・・・

これを2枚AIパイプとシリンダーヘッドのとこの穴に挟んで六角ボルトを締めなおして完成

結果
エンジンをかけてみると明らかに音が低くなってる(´・ω・`)
「トトトトト」→「ドドドドド」って感じ(大げさかもですが)
ここまで変化がわかり安いと面白いです。
近所を走ってみましたが低速トルクについては「上がったかもしれないし、変わらないかも?」と言った具合、
上がっていたとしても他の人の記事どうり体感でハッキリわかるレベルでは無いっぽいです。
ちょっと時間が無かったのでしばし様子見ということにして
ついでにAIバルブをクランクケース内圧制御バルブに流用できるかどうかの検証をしてみたので次記事にて

吸排気系

Posted by カイトス