セロー250にKTMのバックプレッシャーバルブ(BPV)を取り付け
うちのセローにも巷で流行?のクランクケース内圧制御バルブを試してみたくて・・・
KTMのバックプレッシャーバルブ(BPV)を入手。
型番は60030090344 (スーパーデュークの部品って言ったら通じました)
バイク買ったお店に取り寄せてもらって4000円ほど
観察してみると内部に樹脂のボール?のようなものが見えます
ボールを突付いてみるとバネが仕込んであるらしく跳ね返ってきます
とめる為のリング2個と取り付け方向間違えないようにとの解説書付き
リングは専用工具で扱うらしく使えません
バルブのサイズは外径が14.6mmくらい
セロー250の純正ブローバイホースだとそのまま装着は無理っぽいサイズ
純正のホースは柔らかいですが入りそうになかったです。
ホースは負圧がかかる事を考慮してちょっと硬い耐油ブレードホースを2種類準備し加工
こんなエア関連の部品買ってきてつけてホース径の調整
随分大きくなりました・・・
(200キロくらい走ってみましたがエンジン熱には耐えられるようでした)
あとは耐熱と保温のために元々付いているとおもわれるホースカバーを被せて完成
前から気になってたことがあって実際走る前にちょっと確認しときました
それは 「クランクケースの圧力が低くなるのはいいとして、それはエンジン止めてもずっと低圧なのか?」
というもので、ずっと低圧状態ってことも無いだろうとは思ってましたが
長い間続くようならなんかよろしくないのでは?と心配してました。
ホースを外した状態でエンジンをしばらく回して、停止後ホースの口を親指で押さえてみました。
すると停止後しばらくは空気を吸い込んでいるらしく、親指を外すと「きゅぽっ!」ってなってました
20秒くらいは空気を吸ってましたがその後なにもおきなくなりました。
どうやら完全に閉鎖してるわけではない様子です。結構すぐに常圧になっているみたい。
前に同製品でリコールが出たときに隙間をわざと作ってるようだとの記事もありましたので
おそらくその通りなのだと思います。
たぶんコレで固着しにくくしてるのでしょうかね
隙間の分内圧バルブとしての効果は多分薄れるとは思いますが隙間あいてるほうが自分としてはちょっと安心です。
バルブの取り付けの細工が気に入らなかったのでちょっと修正してセローへ取り付け
AIバルブがあった位置におおよそ40度くらいの角度を確保し、タイラップで固定し完了
装着後の変化
・振動がちょっと減った
・アイドリングがおおよそ100回転分上がった(1520前後→1650前後)
・アクセル閉鎖時のショックが全体的に柔らかくなった感じ
10~20km/hくらいの低速時でギクシャクしてたのが和らいだ
・トルク感は向上している様子、山の坂などでのパワー足らずでシフトダウンする回数が減った感じ
・バルブの作動音はよくわからず、樹脂ボール式だから?
・燃費は未計測
極端ではないですが想定していた効果が出ているようです。
高回転時からのシフトダウンなどはもともとあんまりやってないのでよくわかりませんが
ゆくーりな状態のギクシャク感が多少和らいだので乗りやすくなったと思います
「多少」ですので長い下り坂などでエンブレ効かせながら走るのは特に問題無くできました。
おそらくバルブの閉鎖率?とかバルブの動き?が高いともっと差が分かりやすくなるのでしょうが、
低圧になりすぎてもなんか怖いので・・・
NAGのバルブにレーサーとか3種類くらいに分かれてますがおそらく閉鎖率とか動作の軽さとかが違うのでしょうね
KTMのバルブでも負圧になっているのは確認できていますので値段からすればこのくらいで丁度良いと思ってます。
あと以後は定期的に固着とかエマルジョンとかをチェックすることが必要ですかな
もう少し山とか走ってみて気づいた点でもあれば追記したいと思います。
追記:
11ヶ月経過
ブローバイオイルの乳化現象は今までまったく見られず。
エンジンブレーキを効かせると「きゅ!」と音が鳴ります。
ホースの隙間などでも音は鳴りますが、きちんと付けてても音はします。
リコールの時に変わったのでしょうけど故意に隙間が作ってあり急激な圧力変化が発生した場合
に効果が出るもののようです。その為に音がなると結論つけました。
隙間があるので減圧効果は一時的なものになると思うので他の製品と比べると変化は少なく感じるかもしれません
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