SAS-TECのバイクジャケット用プロテクター
SAS-TECの肘、肩用プロテクターです(MサイズとLサイズ)
クシタニのチームジャケットにはサイズの都合で純正のCEレベル2のプロテクターを入れるのを
断念して切り出したプロテクターを入れてましたが
やっぱりなにか他に良いモノはないだろうかと探してましてコレに行きあたりました
特徴としては「柔らかいのにCEレベル2」というところ
厚みも11mmほどとCEレベル2にしては比較的薄く丸めたり4つ折りにしても復元
そして比較的軽い
感触としては身近なもので表すと「硬めの低反発まくら」
謳い文句にある瞬間硬化についてですが確かに速く叩いたりすると抵抗が増してる感じがします
カチンコチンになるわけではなく最大でも「硬めの低反発まくら」→「ゆるい発泡スチロールもしくは畳の上のせんべい布団」
この抵抗が増す事についての仕組みはSAS-TECのHPには記述は見つけられませんでした
ゆえに3DOみたいな特殊なものではなく単純にPUフォームの特性ではないかと思われます
ダイラタンシーのようなものかそもそもの空気の特性か?特殊素材って感じはしません。
(タイチのCEバックプロテクターもかすかにその傾向があるような?)
まだデイトナのジャケットのプロテクターとして販売されているだけですが
SAS-TECという会社は他にも色々な形のプロテクターを作ってる会社っぽいです
本社のHPには各プロテクターの性能も公表されててなかなか良い感じ
プロテクターの性能公開しているのはフォースフィールドと同じく好感が持てます
下記は英語ページですがグーグルの日本語翻訳機能で十分読めます
肘:SCL-1 のページ
https://www.sas-tec.de/en/protectors/shoulder-protectors/scl-1/#c563
肩:SCL-2 のページ
https://www.sas-tec.de/en/protectors/shoulder-protectors/scl-2/#c575
いつもは柔らかく強い衝撃で硬くなり、そして軽い というのは肘肩用としてはなかなか理想的と思います
今回気にしてたのがプロテクターの堅さによる肘~肩~背中のツッパリ感の解消
絵で表すとこんな感じの状態
プロテクターが硬いと余分にジャケットを引っ張る
プロテクターが柔らかいと引っ張る部分が減る
プロテクターの堅さで余分に生地を引っ張ってしまって動きに抵抗を感じてしまう
柔らかいと腕に密着しつつ余分な空間が少なくなって楽になると そんな感じ
ポケットの位置がピッタリな場合は無視して良い事ですが、自分の場合ちょっと上側にきてるので・・・
他のプロテクターと比べても似た大きさなのでクシタニとコミネのジャケットにはきちんと入りました
と言う事で現状のクシタニのジャケットのプロテクターはこんな感じに
背:RSタイチのCEバックプロテクター 48サイズ(形をクシタニ型に整形してポンチで空気穴を増量)340gくらい
肩:SAS-TECのSCL-2(ポンチで空気穴を増量)
肘:SAS-TECのSCL-1(ポンチで空気穴を増量)
胸:クシタニのレーシングブレストパッド + ピッドパット
ひとまず胸以外はCEレベル2で統一です
通気が微妙そうなので7mmのポンチを手でグリグリし穴を少し増やしましたので厳密には防御力が多少下がるかもですが
オマケ:
SAS-TECの肩肘に気を良くして背中のも試したくなったので買ってみました
レベル1、レベル2の二つ
思ってた通りの感触でしたが形状の都合でなにか台座?になるようなメッシュパッドなどを接着合体しておかないとずれます
色々試行錯誤してみましたがレベル2のものは19mmあるのでどうにも厚みが出すぎて断念
背中のほうは同時に試していたタイチのプロテクターのほうにしました
ジャケットには採用しませんでしたけどドイターのコンパクトEXP12の水袋入れる所にピッタリの形でした
形状からして似たようなサイズのザックには丁度合うかと思いますので柔らかいし
ザック用プロテクターとして丁度良さそうかと思います。
日本だとSAS-TECのプロテクターはデイトナ用の以外では正式に単品で販売している所はまだ無いっぽい?ですが
他の形のプロテクターも色々ありそうなのでちょっと注目なプロテクター会社になりそうです。
(どこか正規代理店になってくれないかな?)
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