セロー250にSHORAIのリフェバッテリー

電装系

セロー250のバッテリー交換をしてみました。
少し調べてみるとバッテリーの交換時期はおおよそ2~3年らしい。
多分十分な余裕を持った寿命表記とは思いますし、
実際はもっと行けるとは感じますがそこはほら・・・過保護なもので・・
セローも買って2年と半年経過、少し間を開けると始動に元気が無いのが顕著になってきたので交換を決意
そんなことで今回準備したのはSHORAIのLifePO4(リフェ)バッテリーです。
SHORAIのリフェバッテリーの箱

型番はLFX09L2-BS12
いわゆるリチウム電池の一種、既に迷走さんのブログでも紹介されてます。
他のブログなどでもチラホラと見かけるようになってきました。
でもまだマイナー?みたいなので自分も人柱へ参加です。
メーカーのホームページにあるセールスポイントを色々まとめてみると
・自己放電率が1/7と少なくメンテナンス無しで放置1年後でも使用可能
・スポンジを張る程度の調整で純正バッテリーと交換可能
・丈夫な米国防総省のミルスペック(軍調達規格)適合のカーボンコンポジットプラスチックケースを採用
・速いクランキングが可能で始動性抜群
・鉛バッテリーと比較して平均約1/5の超軽量
・超急速充電が可能
・鉛や希硫酸等を一切使用しておらず、爆発する危険性がなく安全
・環境を破壊する鉛等を使用していないため、環境に優しい
・日本の最新技術採用
またリフェバッテリーというのはLifePO4(燐酸鉄リチウム)という素材を正極材料に利用しているそうな。
これはLiCoO2(コバルト酸リチウム)やLiMn2O4(マンガン酸リチウム)よりも酸素の結合が強いらしく
高温でも発火とか爆発とかしにくいものとのこと
レアメタルを使わず鉄を使ってるのでコストも安く押さえられているのも長所の一つ
(純正のバッテリーを実際にネットで買うと1万前後、ショウライのほうも1万ちょっとでコストで大幅に差があるわけでは無い)
しかし平均電圧、重量毎の容量、重量毎のエネルギーについてはレアメタル仕様のものよりは劣るとのこと
注意点:リフェバッテリーの定格容量は「PBeq AHr」という単位で表記してあるが、
これは鉛酸バッテリーの「AHr」とは違うものらしい、
選ぶ際には車種対応表がメーカーのページにあるので選ぶときはそれを参照のこと
車種対応表を調べると普通版と大容量版がでてくるが、グリップヒーターとか色々つけてる人は
大容量バージョンのほうを選ぶべしと説明書に書いてあった。
前置きはコレくらいにして・・・
コンパクトな箱の中には説明書とステッカー(大中小それぞれ2枚)とスペーサーのスポンジとバッテリー本体
SHORAIのリフェバッテリー本体
スポンジにはシールが貼り付け済み

あと端子用のボルトとナット(スポンジがつけてあって作業が楽)
20120303-_0018424.jpg
バッテリー外観
リフェバッテリーの外観
重量は589gでした。(ちなみに純正は2052g)

取り付けです
はじめにセローのメンテ機能で電圧チェック! 11.7V
(ホントは12V以上無いと危ないらしい)

まずシートと右のサイドカバーを外しバッテリー格納部を露出させます。
セロー250のバッテリー交換
ま~ごっちゃりしてます。
ゴムベルトを外し

マイナス端子の電極側から外します。(間違えると死ぬかも・・・必ずマイナス側から外すこと)
余計なケーブルが1本マイナスから出てますがこれは以前やったアーシングのもの

次にプラス側

サッと取れるかと思いきや、ゴムベルトにヒューズ?がくっついててうまくとれませんので
まずこちらを外します。

金属プレートでハマッテルので斜めに引き抜く感じでユックリと外しておきます

まだ取れそうにないのでタイラップで固定してる部分も解除

さらにバッテリーの上部に集まってるコネクタを数本外します。

外してみたら埃が・・・エアスプレーで飛ばしておきました。

ここまで外したとこで、バッテリーを前に倒すようにずらして取り出します。

うむ・・・ズッシリしてる

外したあとはこんな感じ

重量を計測:2052g

純正とリフェバッテリーを比較
セロー250のバッテリーとリフェバッテリーを並べてみる
横幅は同じだけど奥行きと高さがちょっと小さいかな
とりあえずそのまま載せてみると

結構スカスカ、このままではベルトで固定もできません。
(でもETCとかを仕込むにはなかなか良い感じのスペースかな?)
そこで付属のスポンジの出番

自分は底面と左側面、背中側にそれぞれ張りつけました。
余剰部分はカッターでカット
そしてセットし

接点グリス塗布しつつコネクタやケーブル類を復元
(マイナス端子の接続は最後にやる事・・・間違えると死ぬかも・・・)

最終的にはこんな感じ

セローのメンテ機能で電圧チェック!
12.7Vです。うむ~復活

肝心の始動性ですが、なかなか元気いっぱい。良い感じです。
気持ちアイドリングも早くなったような変わらないような・・・
重量の変化は約1.5㌔も減ったのだから取り回しが楽にはなってるはず・・・だが・・・わからん・・・
ま~自分鈍いですから・・・
少し走ってみましたが、初期不良も問題も特に無し
これから先しばらく乗ってみてどうなるかですかね、もしなにかあったら記事ネタにします。
ちなみに同じリチウムバッテリーで探すと名前が出てくるエムザバッテリーや
アンチグラビティバッテリーですが同じLifePO4を使用しているようです。
こちら2つのほうが小型のようですがコストは大型・・・どちらを選ぶかですね~
※2019現在 容量の大きいタイプを使用しています

電装系

Posted by カイトス