倍力システム再考
林道のお伴にロープとステンリングキャッチ
雑誌なんかにも林道用の道具として紹介されていて
自分も無いよりあったほうが良いと思い昔から準備してたりします。
しかしながら・・・運良く?実際使った事無いのですよね・・・
使わずに済むのならそれに越したことは無いのですけど
でも実際そういう場面になった時どうすれば~と改めて考えると
対象:バイク(140kgくらい?)、および人間(70~90kg)
状況:深い溝にはまる、もしくは谷側斜面にて転倒状態で自力で上がれない
方法:
・直接結んで引っ張る
・カラビナなどを使った倍力システム(2倍、3倍)
人員:「1人」
バイク雑誌なんかでは引き揚げたりする例などはありますが
その場に複数人いる事が前提のように思えます、人がいっぱいいるならどうにかなりそうだけど
1人で倒したバイクをどうにか上に・・・と考えるとどうにも今の道具では心もとない
というかそれ以上に滑り落ちないように命綱的な用途にしかできないかも?
倍力システムを設置できたとしてバイクを起こしつつ1人でロープを引っ張る?それともそのまま引きり上げる?
なかなか難易度が高そう・・・
それと調べているうちにカラビナなどに直接ロープを通した倍力システムでは
ロープとカラビナの摩擦でより力が必要になるらしいです。
簡単に実験をしてみました
自作の机とバイク用のゴムコードで2倍の倍力システムを作り
まずはステンリングキャッチでグイグイっと引っ張ってみて感触を確かめる
次に登山用品店で買ってきた簡易滑車と登山用カラビナで試す
滑らかさがかなり違う・・・
ステンリングキャッチだとロープの凸凹を引きずる感触と抵抗が結構ある事がわかる
次に登山用カラビナのみ
ステンキャッチよりは少し軽い?ような気がしないでもないけど滑車とは結構な違い
滑車も簡易なものでしたがかなり効果ありそう
重量計でちょっと測ると約20kg前後のものを引いた計算
20キロでこの感触ならもっと重いバイクや人間であればどうなるやら
とにかく滑車の有り無しでかなり違いそうです
ひとまず
レスキューな本を読んだり、ネットで調べたり登山用品の道具の使用例なんかを調べたりしまして
・ちゃんとした滑車は必要(簡易なものだと外れやすいらしい)
・カラビナがもっと必要
・ロープの戻り止めの装置も必要
・ロープは道具に対応したものでないとダメっぽい
・ロープの他の技も覚えておかないと勿体ない
・実際どこかで試してみないと・・・
といったところでしょうか
バイク用とだけ考えると大げさになるけど震災天災の備えと思えばポチポチも止まらないデスヨ
徐々にロープワークを覚えたり道具も揃えていこうかと思います
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