セロー250のシフトペダルとブレーキペダルのグリスアップ
予備シフトペダルの事をやってるうちにふと思いたった事
「そういえばペダルの軸のところを分解グリスアップした事がない・・・」
今までは隙間から潤滑スプレーでブシューっと注油はしてきたのでまったく手を付けて無いわけではありませんが
その注油自体も本当に意味があったのか?の確認も込みでちゃんとやってみようってことで
セロー250のシフトペダルとブレーキペダルのグリスアップをしてみました。
サービスマニュアルには特に詳しい解説もなく組み立て図面で「グリスつけて組め」的な事しか記述がないですが
構造が単純みたいなのでたぶんそういうものなのでしょう
まずシフトペダルから
6mmの六角レンチで回しますが
途中で違和感があったのでリンクの先のシフトシャフト部分を外して軸を緩めるのが正解っぽい
緩めてる途中でも抵抗あり予想はできてましたが
ネジロック材を使ってあった模様(サービスマニュアルには記述が無い)
パーツの構成はこんな感じ
ペダルと軸のボルトの合間にウネッったワッシャーがありましたがおそらくガタつき?を抑えるバネのようなものかと
軸のボルトを見ると溝がありグリス溜まりと思われる
こういうものがあるということは粘性の高いグリスを使うのが本当は正解かな?
グリスアップですが軸はそのままグリスを塗りたくるとして、このリンク部分
オイルシールを小さいマイナスドライバーでグリン!っとこじって剥いてみましたが
中には黒いグリスが十分残ってたので気密性は高いみたいではある
しかし分解を前提にしていない構造?みたい?
ベアリングと似たような扱いでいいのかな~とパーツクリーナーは使用せず可能な分だけ古いグリスをふき取り
そのあとグリスを足してシールを戻して終わりにしときました
組み付けですが、グリスをネジ部に付かないように塗りたくり
ネジロック材を塗布して締めこみ(締めつけトルク:30Nm)
しかし手でガチャガチャしてみるものの違いがよくわからず・・・
この部分のグリスアップは軸部分の両側から隙間への浸透系オイルスプレーでも中身の摩擦面全体に届くようですし
リンク部のジョイントもシールも保持性が高いようなのでわざわざ分解するまでもないかも?
スプレーでする場合はワッシャーとペダルの隙間を狙うのが良さそう
ブレーキペダルのほうもほぼ同じ構造、でもこっちは軸のボルトにスナップピンがついてる
どっちも大事な装置なのだからシフトペダル側もスナップピン付けられるようにしてくれればいいのに・・
と思ったけどよくよく観察してみるとシフトペダル側はすぐ裏にフレームがきててスペースを割りピン用の
スペースを確保できなかったかも?とも推測される
こっちは横着してブレーキクレビスの部分を外しただけでスプリング類はそのままで軸のボルトを取り外し
こっちもネジロック材がついている様子
パーツはこんな感じ、やっぱり軸ボルトには溝がある
パーツクリーナーで洗浄しグリスを塗りネジロック材を使用して組み付け
サービスマニュアルにここの規定締めつけトルクの表記を見つけられなかったのだけどボルトの大きさなどから
おそらく同じであろうってことで30Nmで締めて完了
こちらも踏んでみたけど違いはよくわからず・・・
購入から今まで隙間に潤滑スプレーで済ましてきた左右のペダルの軸部分ですが
特に錆びもなく回りにくいということもなくやってこれました、
個人的には適度に隙間スプレーしとけばわざわざ分解グリスアップする必要性は低いと考えます
でも分解してグリスアップまでやると大掃除が終わったような・・・気分は良いです(´・ω・`)
※グリスはサービスマニュアルだと「ヤマハグリースB」となってますが
自分はワコーズのハイマルチグリース(ちょう度2)を使用してます。
あとボルトの締めつけトルクは脱脂した状態での数値と自分は認識して作業してます(ボルトなめた経験から)
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